ヒストリとバッチについて ( 統計誤差の指定: istdev )¶
ヒストリとバッチの違い¶
ヒストリ:
放射線粒子1個の 軌跡1個 を指す
全体の計算精度を決定する重要な要素
バッチ:
一定数のヒストリをまとめたもの( 軌跡の束 )
計算の途中経過を出力するために使用される
istdev :(ヒストリ分散モード / バッチ分散モード)¶
ヒストリ分散モード / バッチ分散モード¶
ヒストリ分散モード
全ヒストリで分散を決定(全粒子の 軌跡すべて を対象に統計誤差を計算)
バッチ分散モード
軌跡をまとめた 束のばらつき で統計誤差を計算(1000粒子飛ばすのを100回やった.その100回がどの程度ばらついていたか.)
istdevの設定値¶
istdevの設定は、 統計誤差の出し方 + 再開始 or 新規 計算の指定
デフォルト設定 : istdev = 0 ( 自動設定 )
MPI並列のときは、istdev=1(バッチ分散モード)
それ以外のときは、istdev=2 (ヒストリ分散モード)
istdev = (-1,1) : バッチ分散モード
istdev = (-2,2) : ヒストリ分散モード
結局、基本は、istdev=0 でよい.(全ヒストリで計算します.)
MPI計算するときだけ要注意.
再開始計算するときは、 +2/-2で切り替え