計算の再開方法について

  • PHITSでは、計算途中に、処理を中断しても、途中から 計算を再開 できる.

  • 1000粒子を100回投げる場合に、50回投げた後で、中断しても、51回目を実行して今までためてきた統計を鑑みれば良い.

計算結果の記録

  • 計算開始後、 出力ファイルが生成・逐次記録 が始まる ( 各タリー出力 ).

  • 残りバッチ数、次回再開の乱数シードなどが、 batch.out に記録・更新されていく.

計算の中止

  • 正しい中止: batch.outの 残りバッチ数を "0" に書き換える こと.

    • おそらく、Ctrl+C で途中中止しても問題はない.

    • 記載が中途半端になったりする可能性もあり得るので、上記正しい手順でやるべき.

  • batch.out, 各タリー出力に、中断しても、そこまでの出力ファイルが残る.

計算の再開(設定)

  • istdev の値を 負(-1/-2) に設定.( -1: バッチ分散モード、-2: 全ヒストリ分散モード )

    • 通常は、 istdev=-2 でよい.

  • 各 tally の resfile を指定する.

    • resfileのデフォルトはfileとマニュアルにあるが、設定しないと、「resfileがない」、とおこられ、istdev=+2にされる.

  • maxbchで、指定したバッチ回数、計算し、それまでにタリーして記載されていた粒子と加算する.

    • (途中やめ、途中復活モードではない. 「5/10 でやめたら、6/10からはじまる」ではない ことに注意)

  • 統計誤差(r.err)を観察すると、たしかに、くり返すごとに減っていく.( 統計がたまっていく )

計算の再開(実行)

  • 通常通り、実行する.( $ go__phits.py inp/main_phits.inp etc. )