ローカルでの、反応断面積データベースの拡張 ( xsdir )

  • 反応断面積がない場合、"There is no cross section table(s)" というエラーがでる.

  • nucdata=0 を設定すれば、反応断面積データベースでなく、 モデルで計算可能 だが、精度が落ちる.

  • 一方で、クラスタやスパコン、共用PCなどでは、権限がなく設定できなかったりで困る.

反応断面積データベースの参照構造

デフォルトの指定方法

  • (PHITS)/XS/ 以下に 反応断面積データベースファイル を格納

  • (PHITS)/data/xsdir.jnd に反応断面積のデータベースファイルの 参照目次 を記載

クラスタ等、sudo権限をもっていないとき

  • 権限がなく、PHITSのソースディレクトリを 編集不可

  • 権限があっても、設定変更で 他ユーザに影響 してしまうため、安易にいじるのは適切ではない

対処:ローカルで設定する

  • ローカルに xsdir.jnd をコピー等で作成.

  • ローカルに XS/以下の反応断面積データベースファイルを準備.(追加分でよい)

  • xsdir.jndのファイルパス(4列目)を 絶対パス で指定.(マニュアルの指定は(PHITS)/XS/以下だが、実はこだわらない)

  • [Parameters] セクション中に、 file(7) = inp/xsdir.jnd を設定

Reference